パイオニア SE-CHシリーズ3種を聴き比べてみた

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Pioneer の イヤホン、SE-CHシリーズ3種(CH3T/CH5T/CH9T)をそれぞれ試聴した感想です。

結論から言うと、3種とも全く性質が異なる音を出すので、価格と音質が比例しているものではありません。

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SE-CH3T

エントリーモデル。
とにかく低価格帯で検討している人は要チェックです。

エントリーモデルとはいっても、良いですよコレ。思わず聴き入りました。
若干全体がボワつく感じはありますが、バランスは良い方です。

独特のシャリつきがあるのが特徴的です。
ドンシャリのシャリとは違って、あまり聴いたことのない味付けでした。音質の良さとは違った面白さがあります。
安いのでぜひ購入して、手持ちのイヤホンと比べてみてください。

公式には

不要な振動を抑制するアルミニウム製筐体の採用により、クリアでタイトな音を実現

とありますが、クリアタイトもなんか違うかな…って思います。
ただ、それとは違う良さはあるので問題ではない。

実売価格 3,000円ほどですので、ポイントやら値引きなどで2,000円台で買えるイヤホンとしては非常にコスパに優れていると言えます。

個人的には、CE-CH5Tよりも圧倒的におススメです。

SE-CH5T

まず、SE-CH5Tの上位機種という印象は皆無です。
全然違う音。

それで、これは非常に個人的な感想ではありますが、なんともいえない残念な感じ。

中音域が前に出てくる、いわゆるカマボコ傾向があるように聴こえます。
それはいいんですが、中高音寄りのキレイな感じというよりは、ちょっとやかましい。
中音域あたりが主張してくるというか…。

ジャンルを選ぶのかもしれません。
僕はポップス、ロックなど、バスドラムによるはっきりした低音のリズム表現がある音楽を中心に聴きますので、重心がしっかりしてくれないと合わないのです。

低音をしっかり鳴らしたい、フラットな感じがいい、聴き疲れしない落ち着きのある音を望んでいる…といった人には、合わないんじゃないかと思います。

SE-CH9T

さすがシリーズ最上位だけあって、良いですね。
最上位とはいっても、CH3TやCH5Tとはやはり全く違う音です。

傾向としては若干のドンシャリ
もちろん、チープなドンシャリとは違いますよ。
低音は割とキレイに出てくるので、元気な音楽によく合います。
気になる変なクセも特に無いので、聴きやすい感じです。

なお高音域がシャリつく感じがあるという前評判を聞いていましたが、なるほど、確かにそのような性質をわずかに感じます。ただ、エージング効果なのか定かではありませんが、僕が試聴した個体については気になるレベルではありませんでした。

やや高額なので気軽に買って試せるものではありませんが、価値のあるイヤホンだと感じます。

さいごに

個人的なランク付けとしては

SE-CH9T>>>SE-CH3T>>>>>>>>SE-CH5T

「9」が最も良いのは言うまでもありませんが、「3」もなかなか良かったのが意外でした。

これは僕の好みでもあり、カバーできそうな音楽ジャンルの範囲でもあるように思っています。

「5」は絶賛されているところもあるようですが、個人的には特に魅力を感じないというのが素直な感想です。

パイオニア SE-CHシリーズの価格推移
パイオニア Pioneer SE-CH9T の価格推移 2017年末頃から時間をかけて少しずつ下がり、2018年末頃からは8,000円前後で安定。コラボモデルの発表後に少し値上がりする場面も。 パイオニア Pioneer SE-CH5T の...
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